*ピロシキ* ・ 昔々、いろいろな想い出があります。 久しぶりに覗いたら、そのままの香りが保たれており、 しばし、感激・・
memo:1951年開業のこの店は新宿の歴史そのものと言っても過言ではないでしょう。 蔦の絡まるその勇姿と赤く弾けるように書かれた看板は他を圧する存在感を示して 夜空に浮かび上がっています。 新宿3丁目の寄席の「末広亭」からほんの少し路地奥に入ったあたり。 店名はロシアの作家ゴーリキーの戯曲に由来します。 これは1901から翌年にかけての貧困にあえぐ悲惨なロシア社会を描いたもので 1951年当時の日本を擬したものでしょう。 開店してからしばらく不調でしたが、ロシア的な異国情緒漂うマッチが人気となり 徐々に有名になりました。 久しぶりの再訪では1階のカウンターで名物のカクテル「ドンカク」を頂きました。 名前は「どん底カクテル」に由来しますがまろやかで爽やかな飲み口で、 どん底気分の時に優しい女神に出会ったような味わいです・・・・・・
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