*煮込み*
「関東三大煮込みの一つ」を、やっと味わうことができました。 下町、森下で、庶民の味として愛されて八十余年、たいへん歴史のある店、 本館は長蛇の列、新館の方にお邪魔しました。以下その変遷、
初代、山田利喜造が深川区森下に店を構えたのは関東大震災の復興間もない大正14年。 しかし東京大空襲で店は消失、生き延びた長男が戦後のバラックから店を再開。 調理人ではない要一が看板メニューとしたのが「煮込み」と「やきとん」 肉体労働者が多かった森下で人気を博し、昭和33年には念願の店舗が完成。 要一の長男で現在の三代目主人、山田廣久は服部栄養専門学校を卒業後、 フランス料理の道に進んだが、父、要一の体調不良を機に山利喜を継ぐことを決意。 既存の「煮込み」「やきとん」に加えフランス料理の要素を盛り込んだメニュー開発。 森下の交差点で赤提灯を灯し続け、2009年12月4日に「新」山利喜本館が完成。 |