*ネギトロ手巻*
金沢にある伝説のお寿司屋さん「小松弥助」、とても運よく、予約が取れました。 片町アパホテル1Fのフロントロビーの向側が入口という、期待と違った所にありました。
店構えはごく普通だが、迎えてくれた大将のお人柄、女性スタッフたちのの接客がとても温かい、 藍九谷の器(だそうです)に盛られ出てくるネタには、1品ずつとても丁寧な仕込みがしてある。 名工職人を超えて人間国宝級、オーラが出てる。リズミカルな手技が実に優雅で見とれてしまう。 握りを口に運べば、ネタもシャリもとろける、多くのファンを魅了する、まさにゴッドハンド。
一通りおまかせを堪能した後、必ず皆さんが頼んでいるのがその神の手で握られたネギトロ。 これも又、味も食感もふうわりと柔らかなシャリが、口の中でほろりととける、まさに絶品!。 どれも、箸では崩れるほど柔らかく握られているので、そっと指先で摘んで食べる・・・、
寿司にはうるさいと自認しているが、江戸前とは違ったこの出会いには、脱帽である。 料金は安くないし、客にとって都合が良いとは言えない営業時間やシステムだけど・・・、 それでも「食べさせて頂いている」感じがしないのは、大将ご夫婦のまさに人徳でしょう。 常に満席のお客様たちは、みんな楽しそうに食べていました。 今回の「旅先の贅沢」としてこの店を選んで良かった、納得のお値段でした。 仙人?は、かなりのお年で夜は営業をやめているそうですが、元気いっぱいでした。
再び訪れたいと思う、貴重なお店である。
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