■ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2011・・認定講師の皆様へのメッセージ |
協会は、6月27日に総会を行いました。出席されなかった方にも、総会報告書が届きますので、ぜひお目通し下さい。本年度の事業計画の一つに、春の勉強会でお伝えしたJNA「日本ネイリスト協会」のブランディングの強化策がより具体的に示されています。
ネイル産業は1980年代の黎明期から、成長期を経て、成熟期に達しています。趣味の延長から発した業界も市場規模が拡大し、厚生労働省も乗り出すなど社会認知もされ始めました。皆様の不断の努力が実ってきたものと言えます。 但し、喜んでばかりはいられません。この不況下において、魅力的な日本のネイル業界には、諸外国、他業種からの参入も増え、やがて企業もサロンも淘汰が始まるでしょう。 さらに、未だにその後遺症の絶えない未曾有の東日本大震災は、人々の価値観を大きく変えてしまい、衰退したサービス業もあります。
しかし、ネイルに関しては素晴らしい調査データがあります。ネイル愛好者のほとんどはその愛着心には変わりはなく、引き続きネイルを楽しみたいという意欲を示しているということです。震災の影響を受けながらも、この夏に向けて顧客数が前年比を上廻っているサロンもあることでしょう。 また一方では「おうちネイル」と呼ばれる、セルフネイルもブーム化しており、ネイル愛好者のすそ野が急速に拡大しています。これはネイルを一過性のものに留まらせることなく、文化として定着させる為には必要なこととも言えますが、現在のネイルサロンの料金体系やサービス形態への不満が現れた、消費者からの警鐘でもあります。
これは、協会の真価を発揮するチャンスと云えるでしょう。一般消費者との接点となる「認定ネイルサロン」のブランディング化をプロデュ−ス致します。訴求活動に特別予算を計上して、マスメディアやWEBなどを通じて情報を発信し、他のサロンとの差別化を図ります。
また、一軒でも多くの会員サロンが参加できるように、条件の見直しも行いました。そして、サロンオーナー向けの経営セミナーや、スタッフ全員が参加できるマナー・接客・トレンド・店長学などの研修を通じて、ややもすると技術一辺倒であったネイリストが、顧客満足度の高いプロフェッショナルとして活躍出来る様になるための機会を提供します。 協会は、常に世の中の流れを読み、会員の皆様をサポートします。講師会の皆様におかれましては、JNAと云う世界をリードする技術者集団のリーダーとして、誇りを持って消費者の支持が得られる表現技術の研さん・普及に励んで下さい。
今がネイル産業のターニングポイントです。 「認定ネイルサロン」という、技術者集団の新たな“絆”に、ぜひご参加ください。
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