フジワライズム
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■ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1980・・ビバリーヒルズの侍たち髪風

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ネイルに初めて出会ったのは、「ビバリーヒルズ」の美容室、1975−6年のことである。
その頃は、日本人の若い美容師達の海外流出がとても盛んで、ステータスにもなっており、
サッスーンに憧れロンドンへ、そして、ニューヨーク・ロスアンゼルスと羽ばたいていた。
特に、世界中の大金持ちが集まる「ビバリーヒルズ」には、ラスト侍?たちが集まっていた。

当時は「カリフォニアの風」が大好きで、口実を付けては毎年数回はLAを訪れていました。
その時に出会った血気盛んな若き日本人技術者たちとの楽しい想い出を書き起こしておこう。
ファーストネイムしか知らない者たち、顔はすぐ出るが名前が出てこない者など・・・・
いろいろ走馬灯のように現れてくる・・・・、我が青春グラフティ!である。  

         

 * ・・・・・は、思出しながら加筆していきます。





*・ モギ <茂木捷一>
ビバリーヒルズへ移ってから30数年、努力して努力して、今の地位を築いたが・・・・・。
熊本出身の床屋さんが、永田町のヒルトンホテル(現・キャピタル東急ホテル)の「ムラキ」
に努め、国会議事堂が近く時の大臣クラスをお客さんにたくさん持っていたが、同じ技術を
やるなら「もっと高く評価される所でアピールしよう」ということでロスアンジェルスにわたり、
独自の自己主張をした。ところが、小さな東洋人に対して世界はそんなに甘くはなかった。

そこでモギは、「ビッグネイム」を手に入れるために全米を中心におこなわれていた、
ヘアーの世界選手権に挑戦した、独自のセオリーとガッツは報われ見事「チャンピオン!」
そして、ビバリーヒルズの名士たちから可愛がられるニッポン人の床屋さんになりました。

= Mogiを紹介した記事・抜粋 =
1966年渡米以来、日本の高度なカット技術をアメリカに持ち込み、ハサミ等、日本の優れた
美容道具等をアメリカに広めるなど日本と世界の理美容業界を繋げ、世界で活躍する日本人ヘア
スタイリストのパイオニアとなる。現在もサロンに立ち、サロンワークを続ける傍ら、次の世代
に受け継いでもらうための技術セミナールや講習会、そして教育システムの開発等、止む事のな
い探究心で多くの世代に支持を得る、ワールドワイドな教育者でもある。


*・ヒロシ<北村 浩>
始めて会ったのは、ニューヨーク五番街にある「Vサッスーン」のサロン、
ヒロシは、全てのお客様のヘアーをチェックするアーチステック・ディレクターとして活躍。
当時、飛ぶ鳥も落とす勢いであったサッスーングループ、その傘下で働く甘さから自ら脱して、
「世界のヒロシ」としてアピールをしたが叶わず、古巣のビバリーヒルズへ戻ってきた。
ビバリーヒルズ、キャノンDveにサロンを構え暫しの充電も、ファイティングスピリッツは健在
日本においては、しばらくは、名門「遠藤はつ子美容室」の技術顧問として来日していた。
・・・・

*・ミツ<佐藤光男>
京都出身、最もシャープでナイーブなカットをするセレブたちにファンが多いナイスガイ、
独立して「プラトーン」を経営、さらに多才を活かしてカリフォニア・アートをプロデュース
その後、拠点をカンサス州に移し、オリジナルな理論に基づく技術スクールとサロンを経営、
奥さん(エリザベス)と2人の息子たちとの生活をとても大切にしている。
・・・・

*・マック<安藤守>
「ブルーノ&スーニー」のトップスタイリスト、
日本人と結婚ということで仲人をお引き受けしたら・・お相手は、なんと
お父様が芸大教授、お爺さまは人間国宝と云うサラブレッドなお嬢さんでした。
・・・・

*・ユキ<武井友之>
お客様は、ハリウッド(映画)業界人を始め、メジャーな女優さんも多い、
日本の芸能界でも顔が広く、黒柳徹子さんを始め、ゴシップで海外脱出時の
隠れ宿として、マスコミの主役だったころの宮沢りえさんやピンクレディの二人
・・・・


*・ゴロー<上杉五郎>
ペティキュアリストとしては、余りにも有名
戦前に船で渡米して、「誰もがいやがる、足の手入れを始めました」とのこと。
お洋服を着たままで、お風呂に入っている気分になれる・・癒しのテクニック!
・・・・


*・チェリー<出口>
日本人の美容留学生が、必ず最初にお世話になる気風の良いお姉さん。

先日、偶然にも、銀座のクラブのマスターがお世話になったと云ってました。

*・ケイコ<二村桂子>
和田アキ子さんのあのヘアスタイル担当、パンクヘア全盛のロンドンでも大活躍!
・・・・

*・ハクドウ
アツコがお世話になっていた日系人おばさん経営美容室「メナジトア」のスタイリスト
・・・・

*・コージ<豊田幸司>
大型新人として期待、ハリウッドの若手女優に抜群の人気、超一流になるとの予感。


*・ユタカ
感性高いナイーブな男の子


*・アベ<阿部克之>
サザンカリフォニアで大成、お父さんは、確か、日光にて電車の車掌さん、


*・キョーコ<林今日子>
阿部くんと仲良く・・・今では尻に轢いていることでしょう


*・トシ
サンセット「YUKI」の理論派のベテランスタイリスト、


*・アツコ<山崎充子>
傷心での渡米も、帰国後は、「アン山崎」として一世を風靡、


*・ココ
ポスト・アツコ?、ロデオコレクションにて、ネイリストとして活躍


*・ヨシ
「SHIATU」マッサージの名手、松任谷由実さんも・・


*・ピーター<永井  >
国際派スタイリストは、ラシネガ、メルローズと、転々


*・ヒロミ
夢多きメイクアップアーチスト、NYに行ってからの噂は聞かない



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